天声人语2005年9月17日星期六

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【天声人語】2005年09月17日(土曜日)付

南米のチリ沖に浮かぶ島の高台に、小さな記念碑がひっそりと立っている。「この島で四年四ケ月、完全に孤独のまま生きのびたスコットランド……ラルゴ出身の船乗り、アレクサンダー・セルカークを記念して」。「ロビンソン・クルーソー」のモデル、セルカークの足跡をたどっている探検家・高橋大輔さんの『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)の一節だ。

 

約300年前にセルカークが漂着した島は、今ではロビンソン・クルーソー島と呼ばれているという。今年の初めに島で5度目の調査をした高橋さんらが、セルカークの作った小屋の痕跡を見つけたと発表した。出土品や地層の年代測定などで判断したという。

 

99年刊の高橋さんの本には、こんなくだりもあった。「セルカークが実際に住んだ小屋、生活の痕跡……それらは歴史の中で 撹拌(かくはん)され、散り散りになり、核心へと近づくのはどうやら遅すぎたようだ」。執念が実ったということか。

 

ルソーが教育小説『エミール』に書いている。「わたしたちにはどうしても書物が必要だというなら……自然教育のもっともよくできた概説を提供する一巻の書物が存在するのだ……アリストテレスか、プリニウスか、ビュフォンか。いや、ロビンソン・クルーソーだ」(岩波文庫・今野一雄訳)。

 

難破、恐怖、希望、生存。幼いころに読めば、冒険の世界へといざなわれる。長じれば、人生の現実に重ねてクルーソーの生き方や言葉を味わうこともできる。

 

今回見つかったという痕跡からは、どんな伝言が聞けるだろうか。

【天声人语】2005年9月17日(星期六)

在南美的智利洋面上浮现的小岛的高岗上,静静地立着一块小纪念碑。“纪念在这座小岛上,完全孤独地生活了四年四个月的苏格兰人……亚历山大·塞尔柯克,这位出身于格拉斯哥的水手。”这是探索“鲁滨逊·克鲁索”的原型-塞尔柯克的足迹的探险家-高桥大辅的《寻找鲁滨逊·克鲁索》(新潮社)中的一段。

 

大约300年前塞尔柯克漂流到的小岛,现在据说被称为鲁滨逊克鲁索岛。高桥在今年年初对此岛进行了5次调查,并发表了发现塞尔柯克制造的小屋的痕迹的文章。据说是根据出土文物和地层的年代测定等判断的。

 

99年出版的高桥的书中也有这样的段落。“塞尔柯克实际居住的小屋,生活的痕迹……这些被搅拌在历史之中,变得分散,向核心靠近好像怎么做都太迟了。”是执著有了结果吗?

 

卢梭在教育小说《爱弥儿》中写道:“如果说对我们来说无论如何书籍是必要的……提供更好的自然教育的概论的一卷书籍是存在的……是亚里士多德、普林尼、布丰吗?不是,是鲁滨逊·克鲁索。”(岩波文库·今野一雄译)

 

失事、恐怖、希望、生存。如果在小时候阅读,就会被引诱到冒险的世界中去。一旦长大,就也可以体味到重视人生的现实的克鲁索的生活方式和语言。

从这回找到的所谓痕迹里,会听到什么样的传言呢?

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